もう何年も昔。
高校卒業を間近に控えた2月、地元の自動車教習所に通い始めた私。
ど田舎ゆえ、高校卒業と同時に免許証は必需品となるので、高校在籍中から教習所に通い、卒業と同時に免許を取得するのが地元では普通で周りの友人たちもそうだった。
でも、私は実は新聞広告に出ている、合宿免許がとても気になっていた。
合宿しながらなにかを取得するって面白そうで楽しそうだったからだ。
しかし、卒業間近とはいえ、高校在学中、学校に行かなければならないので合宿は無理だった。
卒業後、短大進学予定だったので、短大に入ってから最初の夏休みに合宿に行くことも考えたが、なにゆえ、ど田舎、短大に通う為には最寄り駅まで車で行くしかない。
結局合宿は諦めるしかなかった。
その後、短大に進学して最初の夏休み。
新たに出来た短大の友達の多くは合宿免許に参加した。
その間は、友達と遊ぶことも出来ず、孤独な夏休みだった。
そして9月、新学期が始まると皆、合宿免許での楽しかった思い出をたんまり聞かせてくれた。
私の合宿免許への憧れは募るばかりだったのだ。
あれから、うん十年幸いにして免許取り消しにあうようなことはしていないので、未だに合宿免許は憧れのままだ。